北斎、広重、歌麿などの多摩川や狛江にゆかりの浮世絵の秀作を展示する「浮世絵にみる多摩川と武蔵国の記憶」が10月13日から25日まで、小田急線狛江駅北口の泉の森会館で開催される。
写真上=葛飾北斎「富嶽三十六景 武州玉川」 、写真下=初代歌川広重「今様六玉川の内 武蔵調布」(砂子の里資料館所蔵)
狛江市観光協会が初めて催すもので、浮世絵収集家として知られる狛江市観光協会の斎藤文夫会長の協力で、斎藤さんが館長を務める川崎・砂子の里資料館所蔵のコレクションから選りすぐった32点を展示する。
会場では、同市内に歌碑がある万葉集の東歌(あずまうた)をテーマにした作品や、多摩川やアユ、富士山など浮世絵を「玉川の里」「故郷の眺め」「街道の賑わい」「懐かしい風景」の4コーナーに分けて展示。最盛期の秀作に加え、近代の作品も展示、高度な技術に裏打ちされた浮世絵の多彩な魅力を味わえるのが特色。
時間は10時(13日は11時)〜16時30分(入場は4時)で、入場は無料。
問い合わせは電話3430-1111狛江市観光協会事務局(狛江市地域活性課狛江の魅力発進担当)。