地元産の食材で伝統行事を味わってと、川崎市麻生区役所で1月7日11時から麻生産の米やモチ、野菜、炭で作った「第14回あさお古風七草粥(がゆ)の会」が催される。
写真=七草粥を味わう大勢の区民(2012年)
七草粥は麻生区文化協会が地域の伝統行事として行っていたが、2003年から同区の行事として麻生市民館と同図書館も協力して区役所広場で毎年開いている。
食材はすべて黒川産で、同協会の有志会員がナズナ、セリなどの食材を前日までに摘み取る。モチを焼く炭は、早野聖地公園の里山ボランティアが焼いた地元の炭を使用する。
当日は、白山神社のお囃子保存会のおはやし、麻生童謡をうたう会が「七草の歌」や正月にちなんだ歌を披露するほか、羽根つきや川崎カルタなどの昔遊びも用意する。会場の中庭には「七草畑」も設けてあり、見学も可能。
粥は無料で約900食分を準備しているが、主催者は、災害復興募金の協力を呼びかけている。
問い合わせは電話044-955-5113麻生区役所まちづくり推進部地域振興課または電話044-951-1300 麻生市民館内「麻生古風七草粥の会」。
また、13時30分からは市民館大ホールで「あさお芸術のまち 新春コンサート」も催される。
コンサートは第1部が「世界をめぐる音のパレット」で、荒城の月、フニクリ・フニクラ、愛の挨拶などなじみの曲を演奏、第2部はパガニーニ「ラ・カンパネラ」、葉加瀬太郎「情熱大陸」などを演奏。入場は1,000人で無料。コンサートの問い合わせは電話044-955-5116麻生区役所まちづくり推進部地域振興課。