アメフトの社会人日本一を決める「JAPAN X BOWL(第30回アメリカンフットボール日本社会人選手権)」が12月12日、東京ドームで行われた富士通フロンティアーズとオービック シーガルスと対戦。富士通が守備陣の活躍でシーガルスの攻撃を封じ16対3で快勝し2年ぶり2度目の社会人王者に輝いた。富士通は1月3日に同会場で行われるライスボウルに出場する。
写真(撮影 : 池田理)=MVPに輝いた富士通フロンティアーズのQBコービー キャメロン(#3)
富士通は4年連続8回目の出場。昨年はパナソニック インパルスの驚異的な粘りで再逆転されて連覇を逃したが、その悔しさをバネに今シーズン勝ち上がってきた。一方のオービックは、3年ぶり10回出場で過去最多の9回目の優勝を目指した。 会場には、両チームのファンなど25,455人が観戦、応援合戦を繰り広げていた。 試合は、富士通が第1クォーター(Q)で、タッチダウンのパスは失敗したが5分26秒にフィールドゴール(FG)で先制、第2Qでも5分45秒と11分22秒にFGを決め9対0で前半を終えた。 第3Qでは、オービックのクォーターバック(QB)が経験豊富な菅原俊(#6)に替わり富士通は自陣1ヤードまで攻め込まれたが、ディフェンス陣がしのいでタッチダウン(TD)を許さず相手FGで逃げ切った。富士通は11分21秒にはランニングバック(RB)のジーノ ゴードン(#29)が待望の初TDを決め、16対3と再び点差を広げた。第4Qでもオービックに攻め込まれたが、富士通のデフェンス陣がQBサックなどで防ぎ、リードを守って勝利した。 MVPには富士通のQBコービー キャメロン(#3)が選ばれた。