川崎市麻生区の市民が里山の再生活動を続けている「麻生区市民健康の森(麻生鳥のさえずる公園)」(川崎市麻生区多摩美2丁目)で11月15日9時30分から13時30分まで「第15回植樹祭&収穫祭」が開かれる。
「麻生多摩美の森」は、小田急線読売ランド駅から京王線稲田堤駅までつながる「多摩自然遊歩道」添いにある多摩区菅仙谷と接する約1・2ヘクタールの谷戸の緑地。川崎市が各区に1カ所制定した「市民健康の森」の麻生区の森で、2001年から公募に応じた幅広い年代の区民が森の育成のボランティア活動を続けている。現在、約40人の会員が植樹や木の手入れ、自然観察会、畑でサトイモや菜の花を育てている。こうした活動の間には、地域の格好の自然学習・環境学習の場にもなっており世代を超えた交流が育まれている。
植樹祭&収穫祭は、この場所で活動する麻生多摩美の会(間野洋会長) 、多摩美みどりの会(小座間清次郎会長)、川崎・多摩美の山トラストの会(岡村克彦代表)の3団体が実行委員会を組織して開催するもの。15回目となる収穫祭は「森づくり15年を未来にー森のごちそうと音楽で祝おう」をテーマに、アジサイ、サツキ、キンモクセイの記念植樹のほか過去に植えて育つ木々の観察と畑の収穫物を使った豚汁、ゆでイモ、マシュマロ焼きなどを味わう。このほか、地元の子供たちにより多摩美太鼓の演奏、会員によるアルプホルン演奏なども行われる。
会場では、トラストの会の会員が製作した「森の展覧会」を同時開催している。
参加は無料で、少雨決行。主催者は厚手の軍手と歩きやすく丈夫な履物で来場と昼食をとる場合はおにぎり持参するよう呼びかけている。
問い合わせは電話044(966)7233間野さん。