明治安田生命J3第23節の6試合が7月29日に各地で行われ、FC町田ゼルビアは町田市野津田の町田市立陸上競技場でグルージャ盛岡と対戦した。町田は、引いて守る盛岡に苦戦してゴールを割れず88分に失点、0対1で敗戦した。
7節から引き分けを挟んだ連勝が9で止まったが、勝ち点差が1に迫っていた3位AC長野パルセイロが4位SC相模原に引き分けたため、得失点差でかろうじて2位をキープした。
写真=前半、相手ゴールに迫る町田と守る盛岡
J3は7月26日から8月2日までに3試合と暑さの中での過密スケジュール。町田は7月26日の22節が試合ない上、ホームで10日ぶりの試合と比較的楽だったのに対し、盛岡は中2日のアウェイとタイトな日程だ。
今季1回目の対戦はスコアレスドロー、昨季は1勝2引き分けと、引いて守るサッカーをする盛岡とは苦戦となることが多く、相性はあまり良くない。
平日のナイターのため、観客はいつもよりやや少ない2,005人だった。
町田は、FW鈴木孝司(#9)が先発に復帰、21節で負傷したMF大竹隆人(#13)に代わりMF重松健太郎(#39)が先発した。町田はボールをつないで相手ゴールに迫るが、引いて守る相手に苦戦、それでもチャンスを作ったが、シュートが枠に入らず前半を0対0で終えた。
後半も同様の展開で、町田は63分にFW久木野聡(#38)からMF稲垣雄太(#14)、76分に重松からMF宮崎泰右(#18)と早めに攻撃選手を入れ変えたが流れは変わらず、80分にDF星野悟(#2)を下げMF遠藤敬佑(#8)を投入した。交代で攻撃は活性化したが盛岡の堅い守りを崩せず、逆に88分に盛岡のコーナーキックでDF小林亮太(#)にゴールを許した(写真左)。
ホームで負けられない町田は反撃、MF鈴木崇文(#17)のシュートはポストを直撃、セットプレーでGK高原寿康(#21)も攻撃参加したが得点を得ることができず、15試合ぶりの敗戦となった。
試合後の会見で相馬直樹監督は「タフな相手に根負けした。点を獲る部分でさらに求められるものの基準を上げていかないといけない。そのための大事な要素としてもう少し落ち着きが必要。(4日後の対戦に向け)この敗戦を引きずらないことが大切」と悔しさを押し殺して話した。
次回のホームゲームは、8月2日18時からカターレ富山と対戦する。