明治安田生命J3第21節の6試合が7月19日に各地で行われ、FC町田ゼルビアは町田市野津田の町田市立陸上競技場でJリーグ・アンダー22選抜(J-22)と対戦、MF鈴木崇文(#17)のハットトリックで3対1と快勝、2位を守った。
写真=89分、ハットトリックを決め、ガッツポーズする町田のMF鈴木崇文(
#17)(撮影 : 山本真人・神津佑磨)
対戦相手のJ-22は、7節に6対0と今季最大の得点を得ておりこれまでの対戦成績は3勝1敗と相性のいいチームだが、メンバーが若いだけあって体力が豊富で先制点を奪うことが重要だ。
梅雨明けの蒸し暑いナイターだが、競技場は2,848人が観戦した。
試合は、10分に町田のMF大竹隆人(#13)が負傷退場、FW久木野聡(#38)が投入したが、J-22の好守もあって攻撃がかみ合わず、前半を0対0で折り返した。
町田は48分に、相手DFのこぼれ球を拾った崇文が強烈なシュートで先制した。しかし59分にJ-22がコーナーキックのチャンスにFW杉森考起(#15/名古屋グランパス)が同点ゴール決め、試合は振り出しに戻った。
負けられない町田は61分にFW重松健太郎(#39)を下げMF宮崎泰右(#18)、66分には久木野からFW鈴木孝司(#9)を投入して暑さで足がとまりかけた攻撃を活性化した。すると67分に崇文が追加ゴールを奪い、89分にもダメ押しのゴールを決め(写真左下)て相馬馬直樹監督の誕生日をハットトリックで祝った。
試合後の会見で町田の直木監督は「スタンドにいるだけで汗が出てくるような状況で、相手は全員22歳以下の選手のため、運動量の確保という意味で早く交代しなければと思っていました。大竹を先に代えざるを得ない状況で、プランとしては崩れた部分はありましたが、選手たちが慣れないポジションをやってもらうこともある中でしっかりとプレーをしてくれ、よく結果に結びつけてくれたとも思っています」と笑顔だった。
町田は22節の試合がなく、次回のホームゲームは23節7月29日18時からグルージャ盛岡と対戦する。