J3・FC町田ゼルビアがFC琉球に2対0で勝利 : 新加入の森村昂太が初出場で初ゴール

150712zelvia 02明治安田生命J3第20節の6試合が7月12日に各地で行われ、FC町田ゼルビアは町田市野津田の町田市立陸上競技場でFC琉球と対戦した。町田は前半、琉球のプレスに苦しんだが、新加入のMF森村昂太(#29)の初ゴールなどで2対0で勝ち、上位のSC相模原とAC長野パルセイロが負けたため4位から2位に浮上した。

写真(撮影 : 山本真人、神津佑磨)=59分、町田MF森村森村昂太(#29)が先制ゴール

 

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前半、琉球の攻撃をセーブする町田GK高原寿康(#21)

町田はこの試合が19試合目でリーグ後半のスタート。前節引き分けているだけに負けられない試合だ。競技場では2,543人が観戦した。
町田は6月29日にアビスパ福岡から完全移籍した森村がボランチで先発初出場した。試合序盤は琉球がペースを握り、ロングボールと激しいプレスで積極的にしかけ、町田はセカンドボールをなかなか拾えない状態が続いた。町田、琉球ともシュートが5本でコーナーキックは町田が0、琉球が3、直接フリーキックも町田5に対し琉球7と町田が耐える時間帯が続き、前半を0対0で折り返した。

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先制ゴールを喜ぶ町田の相馬監督と選手

試合後の会見で相馬直樹監督がハーフタイムに「セカンドボールを拾い、ひとつふたつボールをつないでチャンスを作ろう」と選手を送り出したと話したが、後半、選手たちは監督の指示に従って短いボールをつないで次第にペースを握り、チャンスを作り始めた。59分にMF李漢宰(#6)のボールを受けた森村がペナルティーエリア右の外から左足で見事なミドルシュートを決めて先制した。
150712zelvia 01町田は、その後攻撃的な選手を次々と替え、足が止まり始めた琉球ゴールに向かった。町田は
90+1分、交代直後の長身のFW戸島章(#23)が混戦の中から琉球GKのこぼれ球をヘディングで決めて、移籍後初ゴールとなる追加点を奪い(写真左下)、そのまま試合終了。前半の劣勢を跳ね返して無失点で勝利をもぎ取った。
試合後、相馬監督は「悪いゲームはしていないですが、首位と勝ち点9ポイント差がある中で、選手の配置を変える決断を下した。きょうは良いところを出せ、後半戦を勝利でスタートできたことをポジティブにとらえて今後につなげたい」とほっとした表情で話した。

次回のホームゲームは7月19日18時からJリーグU22と対戦する。