狛江市で沖縄を題材にした金城実彫刻展&大城弘明写真展 : 戦後70年を機に初のコラボ展

戦後70年を機に沖縄の歴史と現状を多くの人に知って——狛江市岩戸北4丁目の企業M.A.P.事務所で沖縄を代表する彫刻家・金城実彫刻展『生ぬるい奴は鬼でも食わない』と報道カメラマン・大城弘明展「地図にない村」の初のコラボ展が6月11日から15日まで催される。


地図調査をしている同社は、俳優でもある高山正樹社長が知り合いに声をかけ知人の映画監督の新作の上映会などを開いていたが、2013年6月に「喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α」を開催して以来、地域でさまざまな文化的なイベントを開催している。スタッフに琉球舞踊家がいることもあって、沖縄の歴史や基地に苦悩する沖縄の現在に焦点をあてたイベントも多く、2015年1月には「小さな沖縄映画祭」を開催した。
今回の彫刻展&写真展は、それに続くシリーズ。会場には沖縄靖国訴訟原告団の団長でもある金城実さんの代表作の木彫と、沖縄タイムスのカメラマン大城さんの演習場反対闘争、復帰闘争などの写真を展示のほかフォトグラファー高橋美香さんの写真で見る金城実の世界も同時開催している。
14日11時からは金城さんと劇作家ふじたあさやさんの対談、12時からは「金城実 青春と挫折 そして彫刻家になるまで」と題し、50年以上前に狛江市内にある沖縄県の学生寮「南灯寮」や市内に下宿していた経験や大阪で教師をしながら彫刻制作をはじめていたころの話をする。
このほか13日20時からは自閉症のアマチュア写真家が沖縄を旅する姿を追ったドキュメンタリー映画「ぼくは写真で世界とつながる〜米田祐二22歳〜」の上映・トーク、14日20時からはドキュメンタリー映画「シバサシ—安里清信の残照」を上映する。
同展の開催時間は10時から20時で、15日は17時まで。入場は映画を除き無料だが、カンパ箱を置き協力金を募集している。映画会はいずれも1,200円。
問い合わせは電話03-3489-2246M.A.P.またはメールmpro@mbh.nifty.com