ナビスコカップ予選リーグ・川崎フロンターレはモンテディオ山形に1対1 : 主力組を出し追いつく

150520frontala 05ヤマザキナビスコカップ予選リーグの第5節の6試合が5月20日に各地で行われ、予選Bグループの川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力陸上競技場でモンテディオ山形と対戦した。川崎Fは、フレッシュなメンバーで試合に臨んだが、54分に先行され、直後に大黒柱のMF中村憲剛(#14)らを投入して64分に同点弾を決めて引き分けに持ち込み、かろうじて予選突破の可能性を残した。

写真=試合終了、疲労感が漂う川崎Fのイレブン


150520frontala 02前節までに川崎Fは勝点4で4位、山形は勝点4だがゴール数が上回り3位で、決勝トーナメントに進める2位以内に入るためにはともに負けられない試合だ。平日のナイターだったが競技場には10,435人が来場、熱い応援を行っていた。
川崎Fは、週末にはリーグ戦を控えけが人も多いため主力組を温存、ボランチに山本真希(#6)と今季加入の橋本晃司(#7)、FWは杉本健勇(#9)、安柄俊(#27)、船山貴之(#15)が先発出場した。一方、山形も前節ベンチスタートだったFW3人が先発出場した。
150520frontala 01試合は、川崎Fは
山形のハードワークな守備に加えパスの連携やフィニッシュの精度がいまひとつ足りず、なかなかチャンスを作れず、シュート数はわずか2本。山形も3本のシュートが枠外などで互いに攻めきれず前半を0対0で折り返す。
後半、山形は立ち上がりから攻撃を強めてチャンスを造り一度はクリアしたが54分にFW山崎雅人にゴールを決められた(写真左、撮影 : 桑山輝明)。すると川崎Fは56分に橋本を下げ中村を投入、58分には安に替えFW大久保嘉人(#13)を送り出すと攻撃のリズムがあがり、64分に船山のシュートのこぼれ球をMFエウシーニョ(#18)が右足で合わせて同点ゴールを決めた(写真右、撮影 : 桑山輝明)。その後は互いにチャンスを得るものの守備陣が防ぎきり追加点は生まれなかった。
川崎Fは引き分けには持ち込んだものの、試合後の会見で風間八宏監督は「チームの中で意識の差があり、何人かの選手にがっかりした」と怒りをあらわにしていた。