J3・町田ゼルビアがSC相模原に1対2 : ダービーの命名権をかけ対戦するも敗戦

150419zelvia 01明治安田生命J3第6節の6試合が4月19日に各地で行われた。FC町田ゼルビアは相模原市南区下溝の相模原ギオンスタジアムでSC相模原と対戦、1対2で敗戦し5位に後退した。

写真(撮影 :すべて山本真人)=試合終了

 


150419zelvia 02この試合は、境川をはさんだ隣りまち同士の試合で、2014年から両クラブは話し合いダービーマッチに統一名をつけた。旧地域名の武蔵野国(町田)、相模国(相模原)にちなみ、町田側は「武相決戦」、相模原側は「相武決戦」と呼び、試合のPR活動などを行ってきた。
今季のダービーを前に、この呼び方を1年間の対戦成績の結果で上回ったクラブが翌年の呼び方を使用することで合意したと両クラブから発表された。具体的には、統一デザインで来季「武相決戦」「相武決戦」の横断幕を用意し、成績の上回ったチーム方の名前を冠した横断幕を掲げるほか、ポスターなどもそれを使うことになった。昨シーズンは町田が3戦全勝している。
ダービーの命名権をかけた今回の戦いには、雨がぱらつくあいにくの天気だったにもかかわらず両チームから多くのサポーターが集まり4,862人が観戦した。
試合は開始3分、相模原のコーナーキックで一度は町田のDFがクリアしたボールを拾われて相模原FW井上平(#7)が先制ゴールをあげた。その後はイーブンな試合運びだったが、39分に元日本代表の相模原FW高原直泰(#10)にゴールを決められ(写真左上)、0対2で前半を折り返した。

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後半、鈴木孝司(#9)が相模原GKにブロックされこぼれ球をFW久木野聡がゴール

町田は、ハーフタイムにMF大竹隆人(#13)に替えFW久木野聡(#38)を投入した。これが功を奏し、48分に町田FW鈴木孝司(#9)が相模原GWに阻まれて出たこぼれ球を久木野が押し込み1点を返した。
150419zelvia 05息を吹き返した町田は、さらに攻撃のスイッチを入れるものの、守備陣が高原の対応に追われ次々にカードを受けた。73分に孝司を下げ FW重松健太郎(#39)を、86分にはDF松本怜大(#19)を下げて長身のDF増田繁人(#15)を入れてDF深津康太(#5)が前に出てパワープレーを試みたがゴールを割れず、1対2で敗戦した。
試合後に相馬監督は「点を獲られた時間帯、獲られ方に少し集中を欠くような時間があった。こちらが攻めている時間の方が長かったとは思うが、迫力にいまひとつ欠けていた」と振り返った。
町田の次のホームゲームは4月26日14時からJリーグU22と対戦する。
この試合は、町田を拠点に活動する
『レーシングプロジェクトバンドウ』に所属する『レーシングプロジェクトバンドウ』のドライバーの脇阪寿一さんと関口雄飛さんが、キックオフセレモニーに参加してゲスト観戦する。スタジアム横のゼルビーランドでGTマシンが展示されるほか、レースクィーンの撮影会、坂東正敬監督とのトークショーを行う予定。イベントの詳細はHP(こちら>