明治安田生命J3リーグ第20節の6試合が8月2日と3日に各地で行われた。FC町田ゼルビアは3日に藤枝市の藤枝総合運動公園演サッカー場で藤枝MYFCと対戦。町田は一端追いつかれたが、アディショナルタイムにFW鈴木孝司(#9)がこの日2点目となるサヨナラ弾を決めて勝利をもぎ取り、勝点を47に伸ばした。
写真(撮影 : いずれも山本真人)=終了間際に決勝団を決めサポーターにガッツポーズする町田FW鈴木孝司(#9)
町田は、前節の25周年記念マッチで引き分けに終わり、連勝がストップした。
この試合はMF李漢宰 (#6)とDF星野悟(#25)、MF鈴木崇文(#17)をケガで欠いたのに加え、チーム2位のポイントゲッターMF遠藤敬祐(#8)が累積警告で出場停止だったが、栃木SCから加入したばかりのFW久木野聡(#38)がベンチ入りした。
試合は、町田が序盤からペースをつかんだが、藤枝の守備に苦しみ、思うようにボールが回せなかった。しかし26分に、ペナルティーエリア内でDF深津康太(#5)が倒されて (写真左)得たPKをエースの鈴木が決めて先制(写真右)、前半を1対0で折り返した。
後半、開始直後の49分に藤枝のFW西山貴永(#11)に直接フリーキックを決められて同点となった。暑さの影響もあり、運動量が落ちた町田は、次第に藤枝にペースを握られた。流れを変えるため、町田は59分にFW木島徹也(#14)に替え久木野を投入したが、攻め込まれる場面が増え、73分、84分、86分と立て続けに選手を交代、打開をはかった。アディショナルタイムも4分になったところで、MF庄司悦大(#10)のパスを受けた鈴木がドリブルでペナルティーエリアに侵入、相手DFを振り切って藤枝のゴールネットを揺らし、劇的勝利をあげた。
2位のAC長野パルセイロが引き分けたため、町田は首位をキープするとともに2位との勝ち点差を7にのばした。
次のホームゲームは、10日17時から4位のガイナーレ鳥取と対戦する。