川崎市多摩区の宿河原堰下流で8月2日、「かわさき多摩川博2014 エコ☆カップいかだ下り」(エコ☆カップいかだ下り実行委員会主催)が開かれ、エコをテーマにペットボトルや新聞紙などで作ったユニークないかだ13艇が川下りを楽しんだ。川岸からは参加チームのメンバーや見物客など約300人が盛んな声援を送っていた。
写真=エコ度1大賞のいかだ「甘柿隊」
このイベントは、多摩川の魅力を発信し、川の安全や環境についても考えてもらおうと、多摩川に関係する市民団体などで結成した実行委員会(松井隆一委員長)が主催、NPO法人多摩川エコミュージアムと川崎市が運営しており、ことしで7回を数える。
今回は、例年より開催が1カ月ほど早まったこともあり、参加は例年より少ない13艇にとどまった。
川崎市消防音楽隊とカラーガード隊レッドウィングスの演奏と演技(写真左)に続いて、10時30分頃から1艇ずつスタート、約900m先の県立多摩高校裏までのゴールをめざした。真夏の強い日射しが照りつけたものの、水量や川の流れもいかだには絶好のコンディションに恵まれ、参加者たちは元気に多摩川を下った。
参加したいかだは家族や地域の仲間、学童ホールなどのグループがペットボトル、ベニヤ板、段ボールなどのエコな素材を使って自作したもので、なかには新聞紙を使ったものもあった。また、ハリネズミ、ニワトリなどさまざまに仮装したチームもあり、見物客から盛んな声援を受けていた。
いかだのできばえや仮装などについて審査が行われ、エコカップ大賞には初参加の溝の口英語クラブの「LET’s号」(写真右)、エコ度1(ワン)大賞には禅寺丸柿をデザインしたチーム・チェリーブロッサムの「甘柿隊」が選ばれた。