川崎市麻生区の「第5回麻生区観光写真コンクール」の受賞作と応募全作品が20日から麻生区役所のロビーで展示されている。同コンクールは、自然が豊かで田園風景や伝統行事が残る一方、新しい街として発展している麻生区の多様で変化に富んだ見所を発見し、多くの人に発信する目的で、2009年から毎年、麻生観光協会が麻生区とともに共催している。今回は、市内外から175点の作品が寄せられ、審査の結果、最優秀賞に一般の部は町田市の末谷彰さん、子どもの部に麻生区の渡邊颯一郎さんの作品が選ばれた。
写真=区役所ロビーに展示された写真パネル
今回のコンクールの応募点数は175点(一般165点、子ども10点)にのぼった。
応募作品は、同区のどんど焼き、だるま市などの伝統行事、サクラなどの花の名所、区内各所に残る田園風景など同区ならではの光景に加え、新百合ヶ丘駅周辺のイルミネーションなど新しい街の風景、浄慶寺、香林寺などの観光スポットなどさまざま。
2月13日に同区役所で行われた審査会では、和光大学表現学部教授・小関和弘さん、プロ写真家かとうまさゆきさんら7人の審査委員が3時間近くかけて選考にあたった。
その結果、一般の部では町田市の末谷彰さんが細山にある香林寺の桜の横で遊ぶ子どもたちを撮影した「春に遊ぶ」、子どもの部では麻生区の渡邊颯一郎さんの高石神社での剣道大会を写した「奉納大会」が最優秀賞に選ばれた。
優秀賞には、麻区文化協会会長賞=麻生区・安藤敬さん「毘沙門天堂の華やぎ」、川崎市観光協会会長賞=麻生区・東川褆男さん「静寂」、麻生区長会連合会会長賞=麻生区・゚ぽんたさん「炎火の禅寺丸」、麻生区商店街連合会会長賞=多摩区・清田道子さん「赤い傘」が選ばれた。
また、入賞には横浜市旭区・室井義雄さん「おれ様を良く見てね」、多摩区・山田康元さん「おばあちゃん、なにしているの?」、麻生区・ちゃーみさん「御餅 早く焼けないかな」、麻生区・たれママさん「゙どんど焼きで午(うま)あらわる?!」、麻生区・大貫一朗さん「炭焼き小屋での薪割り」、麻生区・Sekkieさん「わーい、落花生がたくさん!」、和光市・ユウさん「春の訪れ」、世田谷区・幸之介さん「あじさい咲く小道」、麻生区・悠さん「しんゆり×カラフル」、麻生区・真下智彦さん「駅前暮景」が決まった。
子どもの部の入賞には、町田市・清水鞠香さん「きれいなフラッグ演技」が選ばれた。
応募作品はすべてパネルに印刷して公開される。展示は麻生区役所ロビーは3月31日まで、4月1日から8日には新百合ヶ丘駅南口のショッピングセンター新百合ヶ丘エルミロードで展示される。
問い合わせは電話044(965)5113麻生区役所地域振興課。