FC町田ゼルビアは12月5日、来季の監督に相馬直樹氏(42)が就任すると発表した。
ゼルビアは、昨年11月に秋田豊氏(43)を監督に招いたが、ホームゲームの成績不振などを理由にシーズン前半が終わった6月25日で解任、その後は強化部長の楠瀬直木氏(49)が監督代行を務めていた。相馬新監督の合流は、2014年シーズンからとなる。
4年ぶりの町田復帰について相馬氏はチームの広報を通じ「監督として最初のキャリアとなったチームで、もう一度、指揮を執れるということは、本当にうれしく、光栄です。懐かしいという気持ちがある一方、チームはこの数年間で成長されていることと思います。私としましては、また一つ新しい気持ちで挑戦したいと考えております。J2昇格ということを目標にやっていきますが、試合を観戦に来ていただいた方が、また次も見にいきたいと思ってもらえるようなサッカーを披露したいと思っております。ファン・サポーターの皆様に愛されるチーム作りをしていきたいと思いますので、ぜひ一緒に戦ってください。よろしくお願いいたします」とのコメントを発表した。
相馬氏は、鹿島アントラーズや日本代表として活躍。現役引退後はJFL昇格2年目の2010年に町田の指揮を取り、19勝4分11敗の勝点61で3位に導いた。当時のJ2昇格条件だった4位以内を果たしたもの の、競技場の改築がJ2基準を満たしていなかったため昇格できなかった。最後まで熱く戦う姿勢を選手に植え付けたことなどが高く評価されていたが、 2011年に川崎フロンターレの監督に就任するため1年で退団した。