JFL最終節・町田ゼルビアが相模原SCに1対2で敗戦 : ホーム有終の美飾れず4位に後退

131124zelvia 01JFL最終戦・第34節が11月24日に一斉に行われた。FC町田ゼルビアは、ホーム町田市陸上競技場が芝の養生工事のため使えず、調布市の味の素スタジアム西競技場でSC相模原と対戦した。町田は1対2で破れて得失点差で相模原に3位を明け渡し4位に後退、ホーム最終戦を有終の美で飾れなかった。

写真=サポーターに挨拶する町田の選手ら


前節までの町田の成績は18勝7分8敗勝点61の3位で得失点差は8、一方の今季JFLに昇格した相模原は17勝7分9敗勝点58の4位で得失点差は15。堺川を挟んで隣り同士の「武相決戦」は最終節の結果次第で順位が変わる可能性もあり、互いに負けられない。競技場では両チームのサポーターが3421人が試合前から熱心な応援を繰り広げていた。
試合は、開始2分に相模原MF曽我部慶太(#8)が先制して相模原ペースの試合運びになったが、町田も落ち着きを取り戻してチャンスを作り出すものの前半を0対1で折り返した。

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86分、反撃ゴールを決め喜ぶ町田FW齋藤翔太(#26)=撮影 : 山本真人

町田はハーフタイムにFW木島徹也(#14)に替え、長身FWのテレを投入したが、厳しいチェックでハードワークする相模原の守備を崩せず、相模原の速攻から72分にMF菅野哲也(#7)に追加点を許した。2点を追う展開となった町田は、81分にMF阿部嵩(#28)に替えDF田中貴大(#17)を,、85分にはMF藤田泰成(#3)を下げて俊足FW齋藤翔太(#26)を投入した。
町田はこの交代が功を奏し86分に、齋藤が攻め上がり田中からのボールを豪快に右足で振り切り反撃のゴールを決めた。同点に追いつきたい町田だったが、その後は相模原がカウンターで町田ゴールを脅かしたため、守備に転ずる時間が増え同点弾を決めることができずタイムアウトとなった。敗戦した町田は、終了の笛ですぐに動けない選手もいたが、気を取り直してホーム最終戦のセレモニーに臨んだ。
ピッチ中央で行われたセレモニーでは、下川浩之社長が「1年でJ2昇格の目標が達成できず申し訳ありません。来季はJ3となりますが、JリーグからJ3を引っ張る存在となってほしいとの言葉をもらっているので、成績、運営、観客動員などすべてにわたって他のJ3チームの見本となるよう頑張ります」と挨拶。キャプテンの太田康介選手(#6)は「みなさんには悔しい思いをさせた1年でした。来年はJ3も立ち上がるので、J2に復帰するよう頑張りますので、これからも応援をよろしくお願いします」と呼びかけ、所属選手全員でピッチを回ってサポーターに挨拶した。