「ふれあう心で豊かなまちを」を合い言葉に、37回目の狛江市民まつり(狛江市民祭り実行委員会主催)が11月10日、狛江第一小学校、狛江市役所、市民グランドなどで催された。朝からの強風や肌寒さなどの影響もあって人手は昨年より1,000人少ない延べ67,000人(主催者発表)だったが、会場には多くの家族連れが訪れ、買い物やイベントを楽しんでいた。
写真=狛江第一小学校の会場を埋めるみこしの揃いぶみ
祭りの開会を告げるパレードは、午前9時30分に市民グランドから小学生の鼓笛隊を先頭に、まつりの実行委員会、少年剣道クラブなど小学生からお年寄りまで多くの市民が参加。続いて市内の全神社の6基のみこし、はやし連の山車などが会場周辺の道路を練り歩き祭りムードを高めた。一小の舞台では、小川昭治実行委員長、来賓の高橋都彦狛江市長などがあいさつした後、恒例の地酒の鏡割り(写真左)も行われ、マス酒で乾杯した。
舞台では、郷土芸能のおはやしやダンス、子どもたちに人気の仮面ライダー鎧武ヒーローショーなどがくり広げられた。校庭にはカラフルなテントが並び、市民団体と友好都市の川口町、山梨県小菅村などの物産展、公共団体や市民団体などが出店、買い物を楽しんでいた。会場には、社会福祉協議会のマスコット「こまちゃん」(写真右)、選挙管理委員会、出店地域のゆるキャラもお目見え、子どもたちの人気を集めていた。
農産物品評会のテントでは、狛江産の野菜や果物、花などを展示、見学者の関心を集めていた。ことしは夏から秋にかけての天候不純の影響で野菜の値段がやや高めとあって、パレードに出た野菜の宝船の宝分けを待つ市民が例年より早くから並び始めていた。また、午前中に行われた市内産の野菜の産直も人気を呼び、1時間あまりの間に売り切れた。
歩行者天国となった本町通りでは、保育園児からおとなまでが、「荒馬」「エイサー」など郷土芸能の踊りやジャズ、ロック、ゴスペルなどのストリートライブや猿まわしが行われ見物客から大きな拍手がおくられた。
市役所会場の市民ひろばでは、市内の商工業者などによる模擬店や物販が行われ、ピーク時にはデパートの特売場のようなにぎわいを見せていた。舞台では市内のおはやしの競演や和太鼓、建前の実演のほか、御台橋商栄会のゆるキャラ「バッシー」が登場するビンゴ大会(写真右下)が行われた人気を集めていた。
市民センターでは、53回目の文化祭が催され、華道、陶芸、写真、絵画などの作品展示やお茶会も催された。
市民グランドでは、幼児たちが楽しみとしているふわふあドームとふあふあボールプールが強風で中止となったが、体育協会のスポーツ祭が行われ、子どもからお年寄りまで幅広い年代の市民がグラウンドゴルフやサッカーボールを使ったゲームなどを楽しんでいた。