JFL第32節が11月9日と10日に行われ、FC町田ゼルビアは第2日程の10日に町田市陸上競技場でツエーゲン金沢と対戦した。町田競技場での今季最後の試合となった町田は、後半に金沢の先制を許したが、FW大竹隆人(#13)が2得点を上げて2対1と逆転勝利、ホーム最終戦を白星で飾った。
写真(撮影 : いずれも山本真人)=86分、町田FW大竹隆人(#13)が逆転ゴール
町田は、前節引き分けたため「1年でJ2復帰」の目標が達成されないことになった。また、30節で退席処分を受けた楠瀬直樹監督代行はピッチにいなかったが、対戦相手の金沢は現在5位で、来期も同じカテゴリーのJ3となるため、新たなチャレンジとなる大切な一戦だ。
試合は前半、町田はラストパスが合わずシュート数3本に対し金沢が7本とやや金沢ペースで進み、無得点のまま折り返した。
後半は、53分に金沢FW清原翔平にPKを決められて先制されたが、58分に大竹が流れのなかからゴールを決めて同点となった。その後、一進一退の状態が続いたが、86分に相手のクリアボールを奪った大竹が追加点を決めて逆点で勝利した。
試合後、中三川哲治コーチは「ホームグランド最終戦で勝ててほっとした」と安堵の表情を見せ「選手らは昇格できなかったショックはあったが、最後まで全力で闘おうという事を選手の間で話し合ったと聞いています。そうしたことが今日の勝利につながったのではないかと思います」と話した。