Jリーグ第25節の8試合が9月14日に行われ、川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力競技場でサンフッレチェ広島と対戦した。川崎は、開始10分のMF中村憲剛(#14)の先制ゴールで試合をリード、2対0で勝利し順位を1つ上げ6位になった。
写真(撮影 : いずれも桑山輝明)=前半終了間際、川崎FWレナト(#10)のゴール
リーグ戦は、残すところ10試合。川崎は、現在3位の広島に昨年のリーグ戦から3連敗中で、この試合に勝って少しでも上位に浮上したいところ。 1週間にカップ戦を2つ戦った川崎は、いずれもホーム試合の上、3日前の天皇杯は若手や控え組が出場したため、今回のスタメンはレギュラーが中心で体力には問題がなかった。
試合は、立ち上がりから互いに早い攻防が続いたが、10分にボールを前に運んだ川崎の中村がDF田中祐介(#3)とパス交換してゴール右に走り込み(写真右)角度のないところから技ありのゴールを決めて先制、試合を楽に運べる立場となった。その後、互いにチャンスを作ったが好守でしのいだ。そのまま川崎の1点リードで前半が終了するかと思われたが、3分のアディショナルタイム終了間際に、川崎のFWレナト(#10)が追加点を決め、2対0で前半を折り返した。
後半は、前半同様の攻防が続たが、60分にレナトがPKを得たものの広島GK西川周平(#1)に阻止され、点差を広げるチャンスを失った。
広島は、早めに選手交代のカードを切り、MFミキッチ(#14)ら攻撃陣を投入したが、川崎は終了の笛が鳴るまで全員が高い守備意識を持ち続け、広島のFW佐藤寿人(#11)にシュートを1本も打たせないなど攻撃を封じて、7月13日(16節)の浦和戦以来、久々の完封勝利を手に入れた。
川崎の次のホームゲームは9月21日19時からサガン鳥栖と対戦する。