川崎市多摩区の宿河原堰下流で9月7日、「かわさき多摩川博2013 エコ☆カップいかだ下り」(川崎市建設緑政局緑政部多摩川施策推進課・NPO法人多摩川エコミュージアム主催)が開かれ、ペットボトルなどで作ったユニークないかだ21艇が多摩川下りを楽しんだ。
写真=アユをテーマにしたいかだで川下り
多摩川の魅力を発信するとともに川の安全や環境についても考えてもらおうと、NPO法人多摩川エコミュージアムと川崎市が催しており、ことしで6回目。多摩川に関連する市民団体などで実行委員会(松井隆一委員長)が運営にあたった。
応募した20艇に加え、生田緑地運営共同事業体が特別参加、21艇が出場。10時20分頃から1艇ずつスタート、約850m先の県立多摩高校裏の河川敷のゴールをめざして川を下った。今回は川の水量が少なかったため、スタート地点を50m下流に移動したため、コースの全長が短縮された。
参加したいかだは家族や学童ホール、学校や職場などのグループで結成したチームがペットボトル、ベニヤ板、竹、段ボールなどを使って自作したもので、なかには建設現場で使用している仮設資材を利用したいかだもあった。また、ウェディングドレス(写真右下)、海賊などに仮装したチームもあり、見物客の関心を集めていた。
いかだの多くは安全を重視した箱形のものが多く、レースというより、川下りを楽しむというのんびりとした雰囲気。しかし、底にゴム風船を張り付けたいかだは、途中で風船がいかだから離れて流れ出し、「沈んじゃう」という悲鳴が上がり、川岸からは「がんばれ」という声援が送られていた(写真左)。