JFL第18節の試合が6月29日と30日に行われ、第2日程のFC町田ゼルビアは30日にホームの町田市立陸上競技場でソニー仙台FCと対戦。町田は49分にFW鈴木孝司のゴールで先制したが、終了間際に追いつかれ1対1で引き分け。この試合から指揮を執った楠瀬監督代行の初戦を白星で飾れなかった。
写真=先制ゴールを決め、手を挙げてサポーターと喜ぶFW鈴木孝司(#9)ら(撮影 : 山本真人)
JFL折り返しの初戦、町田は秋田豊監督を6月25日に解任、巻き返しをはかるために大事な試合。
守備の要の深津康太(#5)が前日にぎっくり腰となり欠場、代わりにベテランの太田康介(#6)がゲームキャプテンとして第1節以来スタメンに復帰した。
町田は前半、仙台にボールを支配されてチャンスを作れずシュートはわずかに3本、コーナーキックも0だったが、GK相澤貴志(#21)や守備陣の踏ん張りでで0対0で折り返した。
後半、町田はパスがつながり始め、49分にFWアンデルソン(#11)が倒されて得たフリーキックに鈴木がヘッドで合わせ待望の先制点を奪った。町田は58分にDF三鬼海(#18)に替えMF向慎一(#7)、73分にMF庄司悦大(#10)に替えFW真野亮二(#20)を投入して追加点を狙った。しかし70分を過ぎる頃から仙台に押し込まれる状態が続き、相澤の好セーブなどでしのいだが、アディショナルタイム終了直前の90+4分のコーナーキックでMF桐田英樹(#6)にゴールを許して同点に持ち込まれた。
試合後の会見で、楠瀬監督代行は「悔しい試合で、簡単にはいかないというのが率直な感想」と試合を振り返り「(秋田前監督とサポーターと試合後に)いざこざがあったという話も聞いているので、それについては本当に申し訳ないと思っています。お詫びに勝ち点3を、と思ったのですが、勝ちきれませんでした。それが今の現実なので、そこを受け入れて、また明日からスタートしたいと思っています」とした上で「まだチーム作りの段階で、成長してみんなが喜ぶ、見に来た方にそういう気持ちになって帰ってもらい、なおかつ結果を手に入れる。欲張りだとは思いますが、そういうサッカーをしていくことが僕らの使命だと思います」と今後に向けて話した。
次のホーム試合は7月14日15時から横河武蔵野FCと対戦する。