喜多見駅前で手作りの小さな映画祭:6月30日まで映画やライブ、芝居など多彩に

沖縄や東日本大震災などを切り口に今の日本について考えようと、狛江市内の企業M.A.P.(岩戸北4-10-7 島田歯科2階)で「喜多見と狛江の小さな映画祭+α」(同実行委委員会主催)が、6月21日から30日まで開かれる。


映画祭は、「ゆたんざ沖縄」など沖縄に焦点をあてたドキュメンタリー映画監督の西山正啓さんと知り合いだったM.A.P.代表で俳優の高山正樹さんが、3年前から同社の事務所を開放して西山さんの新作の試写会をたびたび開いていたことがきっかけ。試写会には、高山さんの舞台仲間や紛争地帯で活動する女性カメラマンが参加して輪が広がった。
こうしたことから、西山さんの新作に合わせ別の映画も上映して多くの人に映画を見てもらおうと、同社社員で俳優兼琉球舞踊家の宇夫方路さんらとともに実行委員会を組織し映画祭を企画した。同社に事務所を置き高山さんがメンバーとなっているユニークな音楽集団「山猫合奏団」や宇夫方さんの指導で琉球舞踊体験なども催す。また、高山さんらの行きつけの飲食店なども応援している。

上演する映画スケジュールは

21日10時「シバサシ 〜安里清信の残照〜」+琉舞「かぎやで風」と「前の浜」、14時「飯館村」第1章
故郷を追われる村人たち、19時「壊された5つのカメラ」
22日10時、14時、19時
23日10時「カメジロー・沖縄の青春」、14時山猫合奏団ライブ
「山之口貘を奏でる」、17時「茶色の朝」+「いつかあなたはここにいて、わたしはいつもそこへいく」
24日10時「引き際」2011.5metro公演、14時「なまず」2012.5metro公演、19時「極私的エロス・恋歌1974」原監督トーク
25日10時「飯館村」第1章故郷を追われる村人たち、14時「ポスターガール」「IVAW明日へのあゆみ」、19時「血風ロック」流山児監督トーク
26日10時「あしたが消える-どうして原発?-」、14時「イエロー・ケーキ
〜クリーンなエネルギーという嘘〜」、19時「ポスターガール」「IVAW明日へのあゆみ」木村監督トーク
27日10時「スケッチ•オブ•ミャーク」、14時「京太郎の歌」、19時「スケッチ•オブ•ミャーク」
28日10時「よみがえる琉球芸能 江戸上り」舞踊 上り口説、14時「ゆんたんざ沖縄」、19時「ゆんたんざ未来世〜恨ハンを解いて、浄土を生きる」
29日10時「壊された5つのカメラ」、14時「ぬちどぅ魂の声」、19時「カメジロー・沖縄の青春」
30日10時「主権在民改訂版
女たちのレジスタンス
(新装改訂版)」西山監督トーク、14時斎藤哲夫ミニライブ 若かりし高田渡のライブ映像「グラスソングス」、17時映像作家櫻井篤史+加藤到2人展

会場は狛江市岩戸北4-10-7-2F(島田歯科2階)
入場料は各回1,200円、3回券3,000円、12回券10,000円(知人との共有可)
問い合わせは電話03-3489-2246M.A.P.

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