JFL第15節の試合が6月8日と9日に行われ、第2日程のFC町田ゼルビアは9日にホームの町田市立陸上競技場でHonda FCと対戦した。町田は後半64分と74分にHonda FCに相次いでゴールを許し、75分にFW齋藤翔太(#26)がゴールを決めたものの、反撃もそれまで、1点差で涙を飲んだ。順位は前節と変わらず3位。
写真(撮影 : 山本真人) =ボールを競り合うFW齋藤翔太。この日初ゴールを決めた
ホームの町田は、16節(16日)にカマタマーレ讃岐、17節(23日)にAC長野パルセイロと、上位との直接対決を控えているだけに、勝って勢いをつけたいところ。
試合は、守備陣の怪我でメンバーを一部変えた町田がHonda FCの積極的な攻勢をしのぎ、42分にはベテランの太田康介 (MF#6)を投入して守備の安定を図り前半はなんとか0対0で折り返した。シュート数はHonda FCの6本に対し町田はわずかに1本と防戦一方だったが、後半も流れは変わらず、64分についに先制を許し、さらに74分に追加点を決められるという苦しい展開。しかし、その直後の75分に、途中出場で入ったルーキー齋藤がヘディングでHonda FCのゴールネットを揺らし、うれしい初ゴールを決めた。しかし、その後の反撃も及ばす時間切れ、黒星を喫した。
試合後、町田の秋田豊監督は「ディフェンスラインの選手をケガで欠き、ビルドアップができずゲームを作ることができなかった。開幕時と似たような状態だが、もう一度落ち着いて試合運びができるようなチームにしていきたい」と淡々と話した。
次のホーム試合は6月23日15時からAC長野パルセイロと対戦する。