川崎市中原区の川崎市民ミュージアムで3月3日、川崎市市民文化大使を勤めるピアニスト・国府弘子さんのピアノコンサートが開かれる。コンサートは、同ミュージアムで2日から24日まで開かれる同じ市民文化大使の人形作家・与勇輝さんの「与勇輝展ー物語のなかにー」を盛り上げようと企画された開催記念イベント。
写真(川崎市提供)=ピアノ演奏する国府弘子さん
国府さんは、県立多摩高校卒業後に国立音楽大学ピアノ科に進学、在学中にジャズピアノに目覚め卒業後に渡米、ジャズ界の重鎮バリー・ハリスに師事した。ピアノ演奏に加え作曲、編曲でジャンルを超えた取り組みを行っており、1987年以降毎年のようにレーベルを発表しており、2009年に市民文化大使に就任した。
会場の逍遙展示空間には、ピアノメーカーとしては最も古い1828年にウィーンで創業されたベーゼンドルファーインペリアルのグランドピアノが設置されている。このピアノは、通常のピアノより低音部が9鍵多い97鍵で、同社創立以来4万代目にあたる特別仕様となっている。
14時からのコンサートは、このピアノの幅広い音域を使って「ひなまつり」らしく明るい音楽が演奏される。また人形展のPRを兼ね与さんも来場する。
入場は無料。
問い合わせは044(200)2279川崎市市民・子ども局市民文化室。