FC町田ゼルビアが大雪の中で始動:グラウンドの雪かきの後、走り込みで汗流す


130115zlviashido 01FC町田ゼルビアが1月15日に始動、町田市小野路の小野路グラウンドで新加入選手や練習生など28人が走り込みを行った。

写真=雪のグラウンドで走る選手たち


初練習は当初9時からの予定だったが、前日に降った雪のため1時間遅れでスタート。ミーティングの後、秋田豊監督をはじめコーチ、選手、チームスタッフでグラウンドの外周約350メートルを約1時間がかりで雪かきを行って走路を作った。
練習は、まず竹中穣コーチを先頭に全員でランニング。その後4グループに分かれて決められたタイムに合わせての走り込みなどで汗を流した。この日は2部練習の予定だったが、午後からはジムトレーニングに変更、本格的なシーズンに向けて体作りに専念した。
秋田監督は「練習場がこんなコンディションだったので、練習開始までには少し時間がかかったが、いいスタートが切れた。オフの間に課題にしていたベースを作ってきて、遅れている選手がいなかったのが良かった。Jリーグに戻るため、スタッフと一緒に話をしながら補強でき、良い準備ができたと思う。これからが僕の仕事で、選手たちをしっかりと鍛え上げ、戦える集団を作る。これからも雪が降ったり、熱い日中の試合や着替える場所がないなど理不尽な状況は出てくるが、それも含めて試合と思い、その中で勝つ覚悟をしっかり持ち続けてやっていきたい」と意気込みを話した。
町田ゼルビアで5シーズン目を迎えるGK修行智仁選手は「新しい選手も多く新鮮な気持ちでスタートできた。降格した悔しさ、不甲斐なさを忘れず自分もチームもレベルを上げ優勝したい」と抱負を述べるとともに、ミーティングでは、秋田監督の「みんなでピッチの雪かきをしてスタートすることをいやだと考えるのか、1年のスタートと思ってポジティブに考えるのかが、後々の勝敗の分かれ道になる」と考え方の違いが精神力を鍛えるという話が印象的だったと話していた。