狛江市議会は12月21日の本会議で、髙橋都彦市長が提案した副市長の選任について賛成10、反対11の1票差で不同意とした。同市の副市長は高橋市長が7月に就任して以来、空席となっていた。
同市議会で副市長の人事案が不同意になったのは、矢野裕前市長時代の2001年12月(当時は助役)以来。
この日は12月議会の最終日で、狛江市職員の給料等に関する条例の一部を改正する狛江市一般会計補正予算のほか、教育委員の任命などの追加議案が審議され、副市長の選任のほかは、すべて可決された。
市長から提案された副市長の候補は、 2008年から同市の部長職を務めている職員。
市議会は現在、22議席のうち、高橋市長の与党が15人(明政クラブ(自民党)7人、公明党4人、民主党2人、生活クラブ1人、無所属議員1人)と多数を占めており、副市長の選任についても同意が得られるとみられていた。このため、不同意という予想外の結果に、議員だけではなく市職員にも衝撃が広がった。