稲城市がこのほど市民栄誉賞を創設、ロンドンオリンピックで銀メダルに輝いたなでしこジャパンメンバーの岩清水梓、坂口夢穂、岩渕真奈の3選手(いずれも日テレ・ベレーザ所属)が初受賞した。10月6日に稲城中央公園総合グラウンドで行われたプレナスなでしこリーグ2012の公式戦13節のベレーザ対伊賀フットボールクラブくノ一の試合前に、高橋勝浩市長が賞状とメダルを手渡した。
写真=髙橋勝浩稲城市長中央と市民栄誉賞のメデルをかけた岩清水夢穂選手(右)、岩渕真奈選手
同市は東京ヴェルディ1969フットボールクラブのホームタウンとして同クラブとさまざまな連携を結んでいる。
これまで文化やスポーツの分野で活躍した人を称える賞はなかったが、ヴェルディの「妹」分にあたるベレーザから選出された女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」が、ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得したことから、急遽賞を設けることにした。
栄誉賞のメダルには「市の花」のナシの花と実、市のマークがあしらわれている。
授賞式には髙橋市長のほか市議会議長らが出席、岩清水、岩渕選手のほか、ケガで療養中の坂口選手の代わりに羽生英之東京ヴェルディ社長がメダルを受け取った。
その後行われた伊賀との試合は、ベレーザが押し気味に試合を進めたが、相手の好守で得点チャンスを生かせず前半を0対0で折り返した。ベレーザは61分にFW永里亜紗乃#9がゴールを決めたが、伊賀が84分に後半たった1本放ったMF小林真規子#19のシュートが決まって追いつき、引き分けに終わった。