J1-23節・川崎は名古屋に敗戦:チャンス生かせず痛い黒星


120825fron01J1リーグ第23節の試合が8月25日に行われ、川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力競技場で名古屋グランパスと対戦した。川崎は何度もチャンスを作ったものの決定力に欠け、カウンターから名古屋に先制点を許して0対1で負け、順位を12位に下げた。

写真=川崎FW小林悠#11(左から2番目)のシュートをセーブする名古屋GK楢崎正剛#1(撮影 : 桑山輝明、山本真人)




120825fron02川崎は前節まで勝点32で10位、対戦相手の名古屋は9位で、勝点と得失点差(−1)が並んでおり、得点が2多い名古屋がすぐ上に位置していた。試合の結果によっては順位が逆転するため負けられない試合だ。

試合は川崎が、風間八宏監督の掲げる「パスをつないでボール保持率を高くする」を具現化するようにパスを見事に回してゲームを支配、何度もボールを前線に運んでシュートを放った。一方、名古屋はけが人や出場停止選手を多く抱え、チーム1の得点でオリンピックで活躍したFW永井謙佑#18も守備に回るなど全員守備の体制で臨み、GK楢崎正剛#1の好セーブもあって、前半を0対0で折り返した。
後半立ち上がりは名古屋がやや攻撃的になったが、次第に前半同様の展開となり、川崎は決定機を何度かつくったがゴールを割れなかった。逆に、74分に名古屋のFW金崎夢生#25が先制ゴール。川崎はその後も攻め続け、82分にはFWレナト#10を投入して決定機を作ったが、名古屋の堅守を崩せずそのまま敗れた。
次回のJリーグホームゲームは、9月15日19時で鹿島アントラーズと対戦する。
また、第92回天皇杯サッカーが始まっており、2回戦から参入する川崎は9月8日13時から等々力競技場で、「島根県代表対山口県代表」の勝者と対戦する。

写真=中盤でボールを競り合う川崎FW登里享平#23と名古屋FWFW永井謙佑#18