第94回全国高校野球選手権大会の神奈川大会で優勝し、5年ぶり4度目の夏の甲子園出場を決めた川崎市麻生区片平の桐光学園高校(伊奈博校長)野球部の選手ら一行が、7月31日に川崎市市庁舎講堂で催された激励会に出席、阿部孝雄市長に県大会優勝の報告と全国大会での健闘を誓った。
写真(すべて川崎市提供)=桐光学園の田中主将と握手する阿部市長(左)
一行は、川崎市と市教育委員会が主催した激励会に出席するため15時30分に市庁舎に到着。県大会で活躍した選手や記録員21人と野呂雅之監督、塩脇政治野球部部長、伊奈校長、小塚良雄理事長らは、出迎えた職員の拍手を受けながら、会場の2階講堂に向かった。
阿部市長は「190校による全国一の激戦区で見事優勝おめでとうございます。去年は県大会の決勝で敗れ残念でしたが、今年は尻上がりに調子をあげました。『終盤に強い桐光』としてぜひ甲子園でも名をはせてください。私も必ず一度は応援に行きます。多くの市民、神奈川県民が応援しています。大きな声援を送ってくれます。体力を十分つけ、1戦1戦勝ち残っていただければと思います。神奈川県で優勝するチームは本来の力を発揮さえすれば必ず良い成績を残せると思います。川崎市にとって桐光学園は誇りです。文武両道で頑張ってください」と述べ田中頼人主将(3年)に激励金を手渡した。
続いて野呂監督が「昨年は決勝で1点差で負けましたが、今年はおかげさまで安心して9回を迎えられました。今年のチームは2年生投手の松井裕樹ら1、2年生が多くいますが、3年生がよくまとめてくれたことで、次第に下級生も落ち着いてプレーできたと思います。まだまだ発展途上のチームです。甲子園では今まで以上の力が発揮できると思いますし、出せるよう指導したいと思っています」と挨拶、選手らを紹介した。
田中主将が「神奈川県代表の誇りを持って戦いたいと思います。甲子園ではこれ(神奈川大会優勝旗)より大きな優勝旗を持ち帰りたいと思います」と力強く決意表明した。
大会は、8月に5日に組み合わせ抽選会が行われ、同校は大会2日目(8月9日)第3試合で愛媛県代表の今治西高校(県立)と対戦する。