J2第14節の11試合が5月12日と13日に行われた。第2日程のFC町田ゼルビアは、町田市野津田の町田市立陸上競技場でジェフユナイテッド千葉と対戦、千葉MF田中佑昌#19にハットトリックを決められるなど失点を重ね、6対1で完敗した。
写真=一矢報いた69分の町田FW平本一樹#25のゴール
会場には千葉から大勢のサポーターが応援にかけつけ、ことし2番目の6,173人が観戦、試合前にはJ2出場100試合を達成した町田のDF藤田泰成#3選手に花束が贈られた。(写真左、撮影:山本真人)
試合は、開始直後の3分に千葉の田中がゴールを決めて先制、反撃に出た町田はチャンスを決めきれず、41分にカウンターから千葉のFW藤田祥史#18に追加点を許した。
2点のビハインドを負う町田は、ハーフタイムにMF庄司悦大#16に替えFWドラガン ディミッチ#10を投入して攻撃に厚みを増やした。しかしこれが裏目に出て、前かがりとなったところで千葉にボールを奪われ(写真右、撮影 : 山本真人)、59分と62分に立て続けにゴールを決められた。
その直後、町田はディミッチからのパスをFW平本一樹#25がゴールして1点を返したが、反撃はそこまで。千葉はその後も攻撃の機会をうかがい、町田のパスを奪うとすばやく前線にボールを運んで75分と79分にゴールを決めた。
町田は、ホームで5連敗となったが、サポーターからは暖かい拍手がおくられていた。
試合後の記者会見でアルディレス監督は「大変悪いプレーの連続でした。自信なく怯えてプレーをしていた。この試合は我々に取ってよい『レクチャー』になりました。相手はJ2で大変優秀なチームです。守備面の規律をしっかりさせ、もう少ししっかり守備をしなければならない」と厳しい表情で語った。
写真=79分、6点目となった千葉のMF田中佑昌のハットトリック、サポーターに頭を下げる町田イレブン(撮影 : 山本真人)