写真を通して川崎市麻生区の魅力を再発見してもらおうと催されている「第3回麻生区観光写真コンクール」(麻生区役所、麻生観光協会主催)の入選作16点が決まり、3月19日から麻生区役所ロビーなどで入選作を含む全応募作品が展示される。
写真は最優秀賞の小松啓子さん「初秋の王禅寺〜禅寺丸の実り」
このコンクールは、麻生区の魅力を再発見するとともに、多くの市民に発信することを目的に2009年度から開かれているもので、今回は、2011年11月1日から2012年1月31日まで作品を募集、区内外に住む75人から183点の作品が寄せられた。作品は区内の寺社や花の名所のほか、新百合ヶ丘駅周辺の新しい街並み、自然、祭・伝統行事など、被写体は多岐に及び、多くの顔を持った麻生区の姿を感じさせる。また、年齢や職業もさまざまで、中学生も今回初めて応募した。
審査は2月29日に行われ、小関和弘・和光大学表現学部教授、麻生区在住のネイチャーカメラマンかとうまさゆきさんら5人が題材、テーマ、構図、構成力などさまざまな観点から検討、3時間がかりでようやく決まった。
審査の結果、最優秀賞には日本最古の甘柿・禅寺丸の発祥の地として知られる王禅寺と禅寺丸の原木を撮影した小松啓子さんの作品「初秋の王禅寺〜禅寺丸の実り」が選ばれた。
優秀賞には麻生観光協会会長賞=ANNさん「早朝のうれ柿」、麻生区町会連合会長賞=松原哲さん「つれあい」、麻生区文化協会長賞=中山正毅さん「ナイスキャッチ(ママやったね)」、麻生区商店街連合会長賞=佐藤幹肥さん「祈願」、川崎市観光協会長賞=川端二三男さん「秋祭り 大太鼓が稲田を行く」の5作品が選ばれた。また、川上照夫さん「帰り道」、吉田清子さん「夕暮れの帰宅」、E-RIVERさん「古沢のみどり」、野島保さん「早春の冠雪」、室井芳雄さん「新百合ヶ丘駅周辺散歩」、鈴木智子さん「しらとり神社大祭礼」、松原勉さん「豊作」、山田康元さん「師走の紅葉」、harmonyさん「古沢のミカン畑から望む」、天・貫さん「火焔ダルマ」の10作品が入賞した。
表彰式は15日に麻生区役所で催され、受賞者に瀧峠雅介・麻生区長、笠原勝利・麻生観光協会会長らから賞状と記念品が手渡された。
応募作品の展示(写真左)は、麻生区役所が19日から4月1日の午前8時30分〜午後5時(19日のみ午後2時から)と新百合エルミロード1階ロビーが、4月2日から9日の午前10時から閉店時間まで(9日は午後3時まで)。
問い合わせは電話044-965-5113麻生区役所地域振興課 麻生観光協会事務局。
優秀賞(写真左から順に)ANNさん「早朝のうれ柿」、松原哲さん「つれあい」、中山正毅さん「ナイスキャッチ(ママやったね)」、佐藤幹肥さん「祈願」、川端二三男さん「秋祭り 大太鼓が稲田を行く」