Jリーグの開幕を前に3月2日午後、港区のホテルで報道関係者などに今季のリーグの考え方などを披露する「Jリーグキックオフカンファレンス」が開かれ、J1とJ2全40チームの監督と選手が大集合、Vへの決意を新たにしていた。
写真=全40チームの選手
東京プリンスホテルで行われたカンファレンスは、大東和美チェアマンの挨拶と選手の記念写真、各クラブのプレゼンテーションの2部形式で開かれた。
Jリーグ20年目にあたって大東チェアマンは「10クラブだったクラブ数は40クラブ、29都道府県となり、Jリーグの発足と発展により、悲願だったFIFAワールドカップへの出場も4大会連続、そのうち2回はベスト16に達するまでになりました。今シーズンからJ1昇格プレーオフの導入、J1は土曜、J2は日曜の原則固定開催を行います。また、Jリーグクラブライセンス制度を開始するとともに、試合自体の魅力をあげ、観戦するファン・サポーターにとって不快なシーンを排除するため、各クラブの選手、監督、審判と一丸となって、異議・遅延の撲滅を実現します。本日からプラス・クオリティ・プロジェクトを実現するべく、監督・選手代表とともに憲章にサインします」などと、ことしの取り組みを紹介した。
その後、選手と監督を代表してサンフレッチェ広島の佐藤寿人選手、柏レイソルのネルシーニョ監督が憲章にサインし会場で披露した(写真左上)。
2部は各クラブのブースで報道陣の取材に応じた。ブースは開幕戦の対戦相手と隣り合わせという趣向で、監督、選手とも次々と取材に対応したり、スポンサーなどが求めるサインににこやかに応じていた。
川崎フロンターレからは、相馬直木監督とMF田坂祐介選手が参加、取材陣の要請で相馬監督が、鹿島アントラーズ時代にチームメイトだったアルビレックス新潟の黒崎久志監督と握手をかわした(写真右)。
また、悲願のJ2昇格を果たしたFC町田ゼルビアからはアルディレス監督とDF田代真一選手が参加、初めてカンファンスに参加した田代選手は「華やかで、さすがにJリーグという印象です」と感激した口調で語り一方、ホームの最初の試合が駒沢陸上競技場になったことについて「開幕戦が(第1節のニンジニアスタジアム、駒沢、町田陸上競技場の)3回できてうれしい」と話していた。