狛江市立第二中学のダブルダッチ部員(部長・大西純さん、部員25人)が12月4日にアメリカのニューヨーク州マンハッタンアポロシアターで行われる世界大会「第20回ダブルダッチホリデークラッシック」に出場する。大会に出場するのは、同部のFami狛に所属する大西純さん、大鷲悠さん、細田胡桃さん、山中咲季、安本夏美さん(いずれも2年生)で、フュージョン部門とスピード部門に出場する。
写真=狛江市青少年フェスティバルで演技するFami狛メンバー(11月27日撮影)
ダブルダッチは、2本の縄を回して規定時間内に音楽に合わせダンスやアクロバットなどを織り交ぜた演技(フュージョン)や跳ぶ回数(スピード部門)を競うアメリカ発祥のスポーツで、大学生を中心に競技人口が増え始めている。
大西さんらは、9月25日に川崎市麻生市民館で行われた「ダブルダッチ デライト キッズ2011」大会(中学生以下大会、33チーム出場)のフィージョン部門で優勝、世界大会の出場権を得た。
同中は2010年にダブルダッチ部を創設。顧問の吉田泰子教諭の息子で非営利活動法人日本ダブルダッチ協会の後任インストラクターの吉田研さんの指導でわずかの間に上達し、デライト キッズ2010に初出場して1、2年生6人で構成する初代Fami狛が、3位と好成績を残した。当時1年だった大西さんらは、同大会で優勝すると日本代表としてアメリカで行われる世界大会に出場できることを知り、「アメリカ行き」を目標に猛練習を重ね、新メンバーでことしの大会に臨み、見事に優勝を果たした。
世界大会は、アメリカ合衆国、ベルギー、フランス、プエルトリコ、バージンアイランド、ドイツ、ブラジル、日本の8カ国が参加する。日本大会は中学生以下の大会だったが、世界大会では14才以上は一般の部のエントリーとなるため、Fami狛は最年少チームとなる。
佐藤方直校長は「これまで積み重ねてきた努力を信じ、日本の中学生代表としてはつらつとした演技をしてほしい」と励ましの言葉を贈っている。大西さんらは「今まで頑張ってきた成果をアメリカで出せるようにしたい」「悔いのない演技をしたい」などと話している。
Fami狛は、顧問の吉田泰子教諭、コーチの吉田研さんと根本哲也さん、サポート選手でマネージャー役を兼ねる橋本未来さん(同中2年生)とともに、大人の部門で優勝した大学生3チームとともに世界大会に向け12月1日にアメリカに旅立ち、7日に帰国する。