Jリーグ・川崎フロンターレがホーム最終戦でマリノスに勝利 : 今シーズンで退団のジュニーニョが2得点

111126fron03Jリーグ第33節の試合が11月26日と27日に行われ、川崎フロンターレは第1日程の26日に等々力競技場で横浜F・マリノスと対戦。ホーム最終戦のフロンターレは、49分にオウンゴールで先制すると、今シーズン限りで退団する「川崎の太陽」ことFWジュニーニョ(#10)が2ゴールをあげ、マリノスを3対0で降して有終の美を飾った。リーグ戦ホームの勝利は、7月16日以来4カ月ぶりで、この日を待ち受けたサポーターは、選手とともに喜びを分かち合った。

写真=77分、1点目の ゴールでサポーターとともに喜ぶFWジュニーニョ(#10)とMF田坂裕介選手



111126fron01神奈川ダービーとなったこの試合は、事前にジュニーニョの退団が発表されたこともあって、19,972人の観客を集め、試合前にはジュニーニョの背番号10の人文字や巨大ユニフォームのフラッグが掲げられた。
試合は、前半マリノスのペースで始まり、危ない場面もあったがフロンターレの守備陣の踏ん張りで次第に互角の戦いとなり、前半を0対0で折り返す。
後半立ち上がり間もない49分、横浜のゴール前に転がったボールが横浜DFにあたりオウンゴールでフロンターレが先制。ラーキーな先制で攻勢に出たフロンターレは、ラストの精度には難があるものの何度もチャンスを作り、77分にFW小林悠(#11)のヒールキックに会わせたジュニーニョのゴールで追加点を奪った。このゴールでボルテージが上がったサポーターの声援に応えるかのように、88分にジュニーニョが再びゴール、試合の行方を決定した。
試合後には、ホーム制終戦のセレモニーが開かれ、選手、相馬直樹監督、武田信平社長、スタッフが競技場を半周、サポーターに挨拶。その後選手らはジュニーニョ選手を胴上げ(撮影:山本真人)した。