JFL後期第14節の試合が11月5日と6日に行われ、FC町田ゼルビアは第1日程の5日に都内の駒沢オリンピック公演総合運動場陸上競技場で横河武蔵野FCと対戦した。横河ホームゲームの南北多摩対決は、0対0で互いに勝ち点1を分け合った。
写真=ゴール前で攻める町田ゼルビア酒井良(#11)と守る横河武蔵野FCのGKと守備陣(撮影 : 山本真人)
ことしのリーグ戦は、東日本大震災の影響で日程がタイトとなり、両チームとも11月3日に前期3節の試合を終え中1日でこの対戦に臨んだ。リーグ戦も終盤となり、ゼルビアはJ2昇格条件を確保するため、横河は地域リーグ降格を避けるためにも勝ち点を取りたいところ。
試合は、横河の落ち着いた入りに対し、ゼルビアは立ち上がりから攻撃的でボールを支配して11本のシュートを打ったものの、横河の固い守備を崩せず、逆にカウンターを受けて危険な場面(写真左 : 山本真人)もあった。
後半もしばらくはゼルビアペースで試合が続いたが、タイトな日程の関係で次第に運動量が落ちると、横河は早めに選手を2人交代させて試合のペースをつかみかけた。ゼルビアも72分にDFの斉藤広野(#16)、74分には突破力のあるMF北井佑季(#19)を投入して流れを引き戻し、アグレッシブに戦うが、互いの好守備を崩せずスコアレスドローに終わった。
写真=横河の守備に阻まれるゼルビアFWディミッチ(#10)、熱い応援をくり広げるゼルビアサポーター、試合後に笑顔で横河の依田博樹監督に声をかけるポポヴィッチ監督(左)