JFL・町田ゼルビアが長野パルセイロに1対0の完封負け : 6位に後退

111030zelvia01JFL後期第13節の試合が10月29日と30日に行われ、FC町田ゼルビアは第2日程の30日に南長野運動公園総合球技場(長野市)で長野パルセイロと対戦。ゼルビアは、売り物の攻撃力がまったくかみ合わずシュートはわずか3本に終わり1対0で完封負け、6位に後退した。

写真(撮影 : すべて山本真人)=相手陣内で突破を試みるゼルビアFWディミッチ(#11)

111030zelvia02試合は、ゼルビアが開始直後からパルセイロ陣内に攻めたが、フィニッシュ精度が悪い上、トラップボールを拾われるといった単純なミスが続いて相手にボールを奪われた。ゲームは次第に相手のリズムとなったが、パルセイロのシュートも精度が低く、ゼルビアのGK吉田宗弘(#22)のファインセーブやDF陣の頑張りで前半を無得点で折り返した。
後半、開始直後にカウンターから自陣にボールを運ばれ、46分にゴール前の混戦からこぼれ球をパルセイロのMF藤井貴(#24、写真左)に押し込まれ先制点を奪われた。ゼルビアは失点後、次第に落ち着きを取り戻しいつものパス回しができるようになったが、パルセイロの必死の守備になかなかフィニッシュに持ち込めず、終了の笛を迎えた。

観客席には、勝ち点が並ぶパルセイロとの直接対決を応援しようとゼルビアサポーターは大勢かけつけ、試合後は励ましの言葉を贈っていた。試合後の会見でポポヴィッチ監督は「今日はオレンジ色がチームカラーの長野との試合となりましたが、キックオフから後半序盤の50分までは、うちの選手はハローウィンパーティーでもしているようなパフォーマンスだった」と酷評、「単純なミスが目立ちましたが、幸運にも、相手も決定力を欠いていたところもあり、点差は開きませんでした。ただ、これだけ多くの方に長野まで駆けつけていただきながら、その方々に見せれるようなサッカーではありませんでした」と語った。

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写真(左から)=かみ合わない攻撃、選手を励ますサポーター、終了後の監督会見