JFL・町田ゼルビアが栃木ウーヴァFCと引き分け :堅守崩せずスコアレスドロー

111002zelvia04 JFL後期第10節の試合が10月1日と2日に行われ、FC町田ゼルビアは2日に国立西が丘サッカー場(東京都)で栃木ウーヴァFCと対戦した。ゼルビアは後半、相手選手が一発退場で数的優位となったものの、ウーヴァの固い守りを崩せず、スコアレスドローに終わり、5位に後退した。

写真(撮影 : すべて山本真人)=相手守備陣に囲まれるゼルビアFW山越泰博(#9、中央)

111002zelvia01 試合は前半、ゼルビアがボールを回してゴール前に行くものの、相手の好守でなかなかシュートが打てず、打っても枠外と決めてが無い状況が続いた。前半終了間際に、ゼルビアMF北井佑季(#19)が絶好の位置でシュートチャンスを得たが、相手GKがファウル覚悟で飛び出して接触(写真左)、このファウルで得たフリーキックをゼルビアのFWディミッチが外して得点の機会を逃し、前半を0対0で折り返した。
後半開始10分に、ウーヴァの攻撃の中心だったFW若林学が、ゼルビアのDF田代真一にラフプレーを働いてレッドカードとなった。1人多いゼルビアはより攻撃的にパスを回して相手ゴールに迫り、後半だけで13本のシュートを放ったが、ポストやバーに当たって枠内に入れることができなかった。
試合後、ポポヴィッチ監督は「パスを回してゴールに迫るこのスタイルを変える必要はない。きょうは決まらなかっただけ」と強気の発言で選手をかばった。

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写真=ボールを競り合うMF柳崎祥兵(#15)、ゴールに攻め込むMF北井佑季(#19)、試合後、サポーターに挨拶するゼルビアの選手