ナビスコカップ2回戦・フロンターレが逆転で横浜Fに雪辱:準々決勝進出はならず

110928frontale01 ナビスコカップ2回戦の第2試合が9月28日に行われた。川崎フロンターレは、ホームの等々力競技場で横浜Fマリノスと対戦、3対2の逆転勝ちで第1試合の雪辱を果たした。ただ、合計得点が3対6で横浜Fを下回り、準々決勝進出はならなかった。

写真=アディショナルタイムにMF山瀬功治が逆転ゴール

110928frontale02第1試合で0対4と完敗、ベスト4に進むには5点差以上で勝つ必要があるだけに、選手たちは緊張の表情。スタンドにはウィークデーのナイターにもかかわらず1万人以上がかけつけ、盛んな声援を送った。
フロンターレは大幅にメンバーを替えて臨み、スタメンにDF田中雄大、MF大島僚太、FW小林悠などフレッシュな顔ぶれを起用、ベテランのDF伊藤宏樹も久々にピッチに立った。
試合は、前半25分に元フロンターレでことし移籍した横浜FのMF谷口博之に先制ゴールを許すという厳しい展開。しかし、40分にはMF田坂祐介が同点ゴールを決め、同点で折り返した。
後半も横浜FのFW大黒将志に勝ち越しゴールを決められたが、後半から出場したFWジュニーニョが86分がゴールを決め終盤になって同点に持ち込んだ。そのまま引き分けで終わるかと思われたアディショナルタイムの90+5分、昨年まで横浜FにいたMF山瀬功治が「恩返し」ともなる劇的な逆転ゴールを放ち、チームを勝利に導いた。
リーグ戦、カップ戦を通じてホームでの久々の勝利にスタンドからは大きな歓声が上がっていた。

写真=キャプテンマークを巻いて久しぶりにスタメン出場したDF伊藤宏樹(撮影 : 桑山輝明)