東日本大震災の影響で第1節(3月5・6日)以降中断していたJリーグが4月23日に再開し、第7節第1日程の5試合が行われた。川崎フロンターレはホームの等々力球技場で強い風雨のなかベガルタ仙台と対戦した。仙台は被災地が本拠地で、チームもJリーグで最も大きい被害を受けた。試合は37分に今シーズン横浜Fマリノスから移籍したDF田中裕介(#3)が初ゴールをあげたが、仙台の勝利にかける気迫に押され先制点を守りきれず、73分にFW太田吉彰(#15)、87分にDF鎌田次郎(#2)と立て続けにゴールを許して逆転負けを喫した。仙台は今シーズン初白星で、被災地などからかけつけたサポーターは劇的な勝利を抱き合って喜んでいた。
写真=逆転のゴールに喜ぶ仙台の選手