狛江市の市民団体「日本シルクロード文化センター」(野口信彦代表)が4月9日、同市東和泉の「みんなの広場」で、原発問題住民運動全国連絡センター事務局長の柳町秀一さんを招き特別講座「福島原発災害を考える」を催す。
同会は、シルクロードに関心を持つ市民で構成する団体で、2007年からシルクロード諸民族の歴史や文化、芸術、風俗・習慣などを紹介する講座とサロンを毎月開催している。
21回目の今回の講座は、13時から16時まで。前半がシルクロードについての講演、後半が東日本大震災に伴う原発事故についての特別講座の2本立ての内容となっている。
野口代表によると、当初は通常の例会通り前半が講座、後半はシルクロードの文化に触れるサロンで開催する予定だったが、サロンを担当する講師の来日の日程調整が難航しているなかで大震災が起きたため、旧知の柳町さんに依頼して快諾を得たため、市民の関心が高い原発事故に焦点をあてて催すことになったという。
原発についての特別講座は14時30分からの後半で、アメリカのスリーマイル島、チェルノブイリの原発電事故をはじめ、日本が使用済み燃料の再処理を委託するイギリス・セラーフィールドにある再処理工場などの調査を行ってきた柳町さんが、これまでの経験を踏まえ、現在の不安定な状態にある福島第一原発について語る。
前半のシルクロードに関する講演は「トルファンの綱渡りを取材して」の演題で、日本電波ニュース社ディレクターの藤本将太さんが、新疆ウイグル自治区トルファンで取材したテレビ番組「天空の王子 綱に舞う」の制作現場のエピソードなどを語る。
参加費は一般1500円(会員1000円)。
問い合わせは電話03(3480)4478シルクロード研究会。会場の詳細などは日本シルクロード文化センターHP(こちら>)。