JFLのFC町田ゼルビアが12月12日の夕方、町田市原町田のぽっぽ町田1階イベント広場で「街頭シーズン報告会」を開催。今シーズンで退任にする相馬直樹監督が別れの挨拶などをして約400人のサポーターを湧かせた。同クラブが街頭報告会を開くのは初めて。
写真=特設舞台で挨拶する選手ら(撮影:山本真人)
報告会には、都合で欠席した2選手を除き全選手が参加。会場は、午後5時の開始30分前からゼルビアグッズなどを身につけたサポーターが集まり始めた。
会場では、特設舞台に選手らが登壇すると客席から大きな拍手とともに横断幕が掲げられ、深澤勝町田商工会議所副会頭が、相馬監督とJFLベストイレブンに選ばれたFWの勝又慶典選手に花束を贈った。深澤副会頭が「昨年の6位から3位にあがり、商工会議所の会員の間でも援態勢が着実に伸びている。J2の条件だった3位、観客動員の3,000人もクリアしたがご承知の件(ホームの町田市立陸上競技場がJリーグの基準を満たしていない)で昇格はできなかった。市民は一生懸命応援しているので、必ずJ2に上がれる」とチームを称える挨拶をした。
相馬監督は「監督1年目で、選手は疑問もあったとは思うが練習についてきてくれ、アグレッシブに戦う姿を見せてくれた。たとえスタジアムがなくてもJリーグにふさわしいクラブにしたかったが、残念なからそこまではできなかった。私は新しいチャレンジをするが、皆さんの熱い思いが色々なことを動かと思うので、ゼルビアのチャレンジを支えてください」と挨拶すると客席からは大きな相馬コールが起きた。
続いて柳崎将兵キャプテンが「選手30人で戦い、3位以内に入ることができた。Jリーグの壁が厳しく、J2に上がることができなかったが、足踏みすることなく、皆さんとともに来季はいい結果を出したい」と力強く話した。その後、相馬監督と選手らは客席に回って、笑顔で握手やサインに応じていた。