「お疲れさま、ありがとう」――川崎市中原区の市立中原小学校体育館で12月11日、2010年限りで川崎フロンターレを退団する高畠勉監督や佐原秀樹選手の送別会が開かれ、1044人のサポーターがチームを去る1人1人と握手して別れを惜しんだ。
写真=サポーターと一帯にバンザイする退団選手・監督ら(撮影 : 山本真人)
送別会は、川崎Fのために活躍した監督や選手を温かく送り出そうと、最大のサポーター団体「川崎華族」のほか「BLUE STAR」「乾坤一旗(けんこんいってき)」3団体とサポーター有志らがクラブの協力を得て、2008年から毎年開催しており、今回が3回目。
会場の体育館には、シーズン中にホームに張られた高畠監督を励ますために作られた顔写真入りのビックフラッグや選手のニックネームが書かれた横断幕などを飾ってムードを高めた。今回は会場が狭いため、当初は先着400人としていたが、午前中から多くのサポーターが並び始めたため、主催者は開始予定を15分ずらして体育館に並んで待つ人をできるだけ入れ、外からも見えるように配慮。参加したサポーターはタオルマフラーやレプリカユニフォームなどを着た人が多く見られた。
送別会には、高畠監督、エジソンコーチ、引退するDF佐原選手と同・寺田周平選手、契約満了のMF森勇介選手、ユース育ちの木村祐志選手に加え、川崎フロンターレのテレビ番組のMC木口美和子さん、茜ゆりかさんが出席。等々力のスタジアムDJの進行で舞台に上がった監督や選手のプロフィールを紹介、ひとりひとりがあいさつして、サポーターの代表や家族などゆかりのある人が花束を手渡した。