狛江市民まつり、68000人が買い物など楽しむ

101114koma.maturi01 「ふれあう心で豊かなまちを」を合い言葉に、34回目の狛江市民まつりが11月14日、狛江第一小学校、狛江市役所、市民グランドなどで催された。風のない暖かな陽気にさそわれて会場には朝から多くの家族連れが訪れ、昨年より6,000人多い延べ約68,000人(主催者発表)が買い物やイベントを楽しんでいた。

写真=第一小学校へのみこしの入場

祭りの開会を告げるパレードは、午前9時30分に市民グランドから消防音楽隊を先頭に、まつりの実行委員会、交流都市の代表者、少年剣道クラブなど小学生からお年寄りまで多くの市民が参加。続いて市内の全神社の6基のみこし、はやし連の山車などが会場周辺の道路を練り歩き祭りムードを高めた。一小の舞台では、井上城治実行委員長、来賓の矢野裕狛江市長などがあいさつした後、地酒の鏡割りも行われ、マス酒で乾杯した。

一小の特設舞台では、郷土芸能のおはやしやダンス、子どもたちに人気のヒーローショーなどがくり広げられた。校庭にはカラフルなテントが並び、市民団体と友好都市の川口町、山梨県小菅村などの物産展、公共団体や市民団体などが出店、買い物を楽しんでいた。多摩川の対岸の川崎市多摩区からも出店、菓子組合店がモチやダンゴ、多摩区の銘菓を販売し人気を集めていた。

農産物品評会のテントでは、狛江産の野菜や果物、花などを展示したほか、市内から初めて宮中で行われる新嘗祭用に献上された粟が披露され、見学者の関心を集めていた。正門近くにはパレードに出た野菜の宝分けを待つ市民が並び始め、分けられた野菜にニッコリ。また、午前中に行われた市内産の野菜の産直も人気を呼び、40分ほどで売り切れた。

市民グランドでは、市体育協会によるスポーツ祭が開かれ、FC東京のキックターゲット、ダーツゲーム、スピードガンのほかグランドゴルフなどが行われ、おとなも子どももさわやかな汗を流していた、

歩行者天国となった本町通りでは、本場沖縄の学生たちによるエイサーをはじめ、ロックソーランなどの踊りやジャズ、ロック、ニューミュージックなどのストリートライブが行われた。

市役所では色づいたケヤキの下で市内の企業や商店などが出店、市内の商店による日用品や食料品などのビックリ市のほか、おはやしの競演、地域ヒーローコマレンジャーのショーなどのステージはラッシュ並みの人だかりができていた。

市民センターで催された50回を迎える文化祭には写真、手工芸などが展示され、訪れた人たちは文化の秋を味わっていた。