川崎市麻生区が、地域のために尽くした人を表彰しようと10月10日、あさお区民まつりの会場で3回目の「麻生地域功労賞」の授賞式を催し、東百合丘の大塚純子さん(69)さん、片平の長瀬英雄(72)、花の実会、西塔之越手をつなぐ会の2個人2団体を表彰した。
写真=表彰された(左から)大塚さん、長瀬さん、磯野麻生区長、花の実会の花井さん、西塔之越手をつなぐ会山中さん
地域功労賞は同区が2008年度に制定した制度で、区内で地道に地域の力や区のイメージアップなどに貢献する活動を取り組み、他の表彰制度に当たらない個人または団体に対し、区が光をあて功績を称えるもの。町会、自治会などから候補者を募集し、区町会連合会、区社会福祉協議会、文化協会役員などで構成する選考会で受賞者を絞り込み、多くの区民にこの賞を知ってもらおうと、区民まつり当日に表彰式を行っている。
授賞式は、麻生市民館正面入り口横の階段部分に設けられた舞台で開会式終了後に行われ、磯野利男区長が賞状と記念品を手渡した。
受章者の選考理由は
○大塚純子さん
野村自治会の推薦。長沢小学校通学路の交差点で8年間に渡り毎朝、児童の安全な通学を見守りあいさつの声かけをした。その結果、いまでは児童から声をかけられるようになり、地域の安全だけでなく希薄になっている社会とのつながりを子どもに伝えた。
○長瀬英雄さん
片平町内会の推薦。柿生緑地の保全のため、永年にわたり同緑地の維持管理を行い、地元が一体となって緑地保全に取り組むため柿生緑地協議会を設立に尽力した。
○花の実会
岡上西町会の推薦、同町会に住む30人で活動する団体。お年寄りや体の不自由な人への支え合いをする団体で、通期住民の福祉の増進に貢献。
○西塔之越手をつなぐ会
西塔之越自治会から推薦で、同自治会の有志で活動する団体。芋煮会など行事を通して高齢者と子どもたちの交流を積極的に進め住民のコミュニティづくりに貢献。