二ヶ領400年を記念し、枡形中学生が二ヶ領用水を清掃


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二ヶ領用水竣工400年を記念し、川崎市多摩区の枡形中学(前田高幸校長)の生徒30人が8月31日、同校近くの二ヶ領用水の清掃作業を行い、川や植え込みに捨てられたゴミを回収した。




100831masugatatu01  清掃したのは、「新川」と呼ばれる同区登戸の台和橋から上流の紺屋橋までの用水と川沿いの緑地約200m。引率の教諭とともに、午前11時前から金属製のゴミ挟みを手に川の中や土手の緑地、植え込みで空き缶や空きビン、ゴミを拾い始めた。緑地から壊れた自転車2台、県外の車のナンバープレート、掃除機、川の中からは一升ビンなどが見つかり、生徒たちは「捨てる人の気持ちがわからない」とあきれ顔。約1時間の清掃後、集めたゴミをビン、缶、ペットボトル、金属、燃える物な
100831masugatatu04どに分別、ビニール袋10個にまとめた。
今回の清掃は、多摩二ヶ領プロジェクト事業に位置づけられ原島弘実行委員長と門ノ沢俊明多摩区長、三島君恵同副区長が会場を訪れて生徒たちが集めたゴミの引き取り先の連絡などサポート役を果たした。このため例年学校まで持ち帰るゴミは、清掃事務所生活環境事務所などが現場で回収することになり、生徒たちは「重いゴミを運ばなくて助かった」と喜んでいた。
 同校では、2003年から生徒会、各種委員会などの提案で、「一人ひとりのボランティア」活動に取り組む、毎年この時期に実施。ことしは二ヶ領用水の清掃のほか、世田谷街道の多摩水道橋手前の陸橋下の落書き消し、ユニセフ募金、日向山の清掃のほか校内の草むしりや清掃など14のボランティア作業に405人の全校生徒が参加、それぞれの仕事に汗を流した。
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