川崎市多摩区の二ヶ領用水で灯ろう流し:夜の水面彩るの500基の明かり

100816tourou 01  川崎市多摩区宿河原の二ヶ領用水で8月16日夕、灯ろう流しが行われた。午後6時30分過ぎから約500基の灯ろうが次々と流されると、暗い水面をろうそくの明かりが彩る幻想的な光景に訪れた家族連れなど約1500人は暑さを忘れて見入っていた。

写真=流れる灯ろうを見つめる家族たち


100816tourou 03  この灯ろう流しは1999年から毎年続けられてきたもので、ことしも宿河原町会の主催、宿河原堤桜保存会と宿河原堀を愛する会の共催、宿河原商店会の協賛で開かれた。
セレサ川崎宿河原支店前で希望者を受け付け、思い思いの祈りや願いごとを書いたり、絵を描いた灯ろうを組み立てた。続いて近くの宿河原橋からろうそくに火をともし、用水に流した(写真左)
100816tourou 02  会場には阿部孝夫市長も訪れ、ろうそくの点灯役をかって出て、手にしたライターでていねいに火をつけていた
(写真右下)
灯ろうは約300m下流の八幡下橋まで流して回収したが、用水に沿って見物の人が並び、静かに手を合わせる年配の女性、自分の灯ろうが流れてくるのに歓声を上げる子など、思い思いに夏の風物詩を味わっていた。