6月に開幕するFIFAワールドカップ南アフリカ大会の日本代表と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)代表に選ばれた川崎フロンターレの中村憲剛ら4選手が5月14日、川崎市役所を訪れ、阿部孝夫市長に大会での活躍を誓った。
写真=市長公室でサイン入りユニフォームと持つ阿部市長と4選手
市役所を訪れたのは、日本代表の中村憲剛、川島永嗣、稲本潤一、北朝鮮代表の鄭大世の4選手と武田信平川崎フロンターレ社長、福家三男強化本部長の6人。
武田社長が「前回まではW杯とは無縁だったが、4人の選手が出られるようになった。選ばれた選手は持てる力を100%出して期待にこたえてくれると思うので、応援をよろしく」とあいさつ、選手一人ひとりを紹介した。
中村選手は「これまでやってきたことをすべて出し、川崎代表として胸を張れるようにしたい」、川島選手は「全力を出し、いいニュースを川崎に持ち帰りたい」、稲本選手は「3度目のW杯にフロンターレの選手として出場できることを光栄に思う。いい結果が出せるようがんばる」、鄭選手は「(北朝鮮代表としてだけでなく)川崎を代表するという意識でも悔いのないよう戦ってきたい」と力強く決意を述べた。
阿部市長は「4人もW杯に選ばれたことを川崎市として誇りに思う。国を背負った戦いに1試合でも多く出場してフロンターレ魂を発揮してほしい」と激励(写真左)、「こちらでは、等々力競技場の改修をがんばります」と語り、選手を喜ばせた。
その後、阿部市長は各選手にチームカラーの青が目立つ花束を手渡すと、選手からお返しにサポーターナンバー「12」に4人のサインが入ったユニホームが贈られた。ユニホームは、W杯が終わるまで市長室の目立つところに飾る予定という。