狛江駅前で東京消防庁音楽隊が音楽会:買い物客ら足止めて聴き入る


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小田急線狛江駅北口の噴水広場で5月15日、東京消防庁音楽隊による演奏会が開かれ、買い物途中の市民などが足を止めて初夏の日差しの下でくり広げられる見事な演奏に耳を傾けていた。


この音楽会は、阪神・淡路大震災を機に、あの悲劇を繰り返さないという祈りを込めて1998年から東京狛江ロータリークラブが、狛江消防署と東京消防庁音楽隊の協力で毎年催しているもので、今回で13回を数える。
会場となった広場では、消防庁音楽隊が、映画「マイフェアレディー」のテーマ曲「踊り明かそう」、「ダンシングクイーン」、服部良一コレクションとして「東京ブギウギ」「青い山脈」など、幅広いジャンルから東西のなじみ深い7曲を選び、約1時間にわたって披露。創立60年になるという歴史に裏打ちされたレベルの高い音楽に、子どもからおとなまでのべ約1,000人の聴衆はじっと耳を傾けていた。
会場では、「すばらしい演奏を楽しみながら、常に危機意識を持つよう防災意識の向上に努めて」などと矢野裕・狛江市長などがあいさつしたほか、住宅用火災報知器の設置や家具の転倒、落下防止などの大切さを訴えていた。