Jリーグ・川崎フロンターレが湘南に今季初の逆転勝ち

100501fron01   Jリーグ9節の試合が5月1日に行われ、川崎フロンターレはホーム等々力でことしJ1に昇格した湘南ベルマーレと対戦した。
前半、湘南に先行を許した川崎は、後半に入って65分に湘南DF臼井幸平の一発退場で得た数的優位を生かし、3分後にFWレナチーニョ(#34)のこの日2点目のゴールで追いつき、DF小宮山尊信(#8)が逆転ゴール、さらに司令塔のMF中村憲剛(#14)の今季初ゴールなどで4対2と逆転、大型連休で観戦に来た多くの川崎サポーターを喜ばせた。

 写真(撮影 : 山本真人)=89分に4点目のゴールを決めてサポーターとともに喜ぶMF中村憲剛(#14)とアシストしたFW登里享平(#23)

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神奈川ダービーとなったこの試合は、ワールドカップのため5月17日から7月15日まで中断する前の最後のホーム試合。3日前にACL6節北京戦に負けて予選リーグを敗退した川崎Fにとっては、タイトル取りのためにも負けられない。一方、11年ぶりにJ1に復帰した湘南は、中断前に順位をあげておきたいところだ。
川崎Fは、出場停止のFW鄭大世の代わりにFWヴィトール・ジュニオールが先発、負傷のMF稲本潤一が戦線を離脱したため、MF中村憲剛が久々にMF谷口博之とダブルボランチを担った。
試合は、立ち上がりから川崎Fが攻撃を仕掛けるが、湘南も徐々に反撃し一瞬のすきからボールを奪い29分にFW阿部吉朗が先制ゴールをあげた。川崎Fは37分にFWレナチーニョが同点ゴールを決めたが、直後の39分に接触のファウルで与えたPKをMF坂本紘司に決められ、リードされて前半を折り返した。
後半、川崎Fは湘南陣内で再三攻めたものの追加ゴールが奪えず膠着状態に陥りかけた。しかし、65分に湘南のDF臼井幸平がDF小宮山尊信を倒してレッドカードで退場した。数的優位に立った川崎Fは、68分にレナチーニョがこの日2点目となる同点ゴールを決めた。73分には小宮山が移籍後初ゴールを奪った。直後に湘南の反撃でヒヤリとするシーンもあったが、終了間際には中村がダメ押しとなる今季初ゴールを決めて、今季初の逆転勝ちを果たした。
次の川崎Fのホームゲームは11節で、中断明けの7月14日19時に大宮アルディージャと対戦する。