川崎フロンターレが川崎大師に必勝祈願:高畠監督や選手が初タイトル祈る

100204fronkigan02  川崎フロンターレが2月4日、川崎市川崎区の川崎大師で恒例の必勝祈願を行い、悲願の初タイトル獲得と今シーズンの安全を祈った。

写真(上から)=護摩法要に参列、本尊に手を合わせる選手ら、柿生中央商店会であいさつする寺田選手

100204fronkigan03  同クラブでは、毎年チーム始動の1月に必勝祈願を行っていたが、ことしは宮崎での一次キャンプから戻った立春にあたるこの日となった。
参加したのはオフィシャルスーツに身を包んだ高畠勉監督と22人の選手、武田信平社長など総勢40人。日本代表に選ばれた稲本潤一、中村憲剛、川島永嗣に加え鄭大世、負傷しているジュニーニョ、ヴィトール・ジュニオールの6選手は欠席した。
一行は平間寺大本堂で執事の井宏樹導師らが営む大護摩法要に続いて、一人ひとり本尊の前で神妙な面持ちで手を合わせた。
法要後、井手導師が「昨年はナビスコ・リーグ戦で準優勝し、川崎市民は楽しい夢をいただき感謝しています。準優勝で悔しい思いをした選手もいるとは思いますが、それをバネにがんばって精進し、良い試合をして優勝を勝ち取ってください」と激励した。また、J2時代からフロンターレを応援し、毎年必勝祈願に同席している大師駅前商栄会会長の石渡孝明さんからダルマが武田社長に手渡された。
選手らは参拝後、約300人のサポーターらに見守られながら記念撮影、「ことしこそがんばってタイトルを」とサポーターからは熱い声援がとんでいた。
 100204fronsyouten02選手らはその後、15グループに分かれて市内各所へあいさつまわり。これまでは時間の関係で南部・中部が中心だったが、今回はエリアを広げ多摩区と麻生区の北部も初めて訪問した。

練習場の玄関口にあたる柿生駅前商店街を訪れた寺田周平選手は「車でときどき通るのでよく知っているつもりでしたが、歩いてみると知らない店が何軒もあり新鮮な気持ち」と話し、立ち寄った居酒屋でビールを勧められたが「きょうは車なのでまた」と固持、「ことしも応援をよろしく」と笑顔でこたえていた。