川崎市麻生区で千歯こきなど使い親子が稲の脱穀 : もち米406キロ収穫

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川崎市麻生区古沢で10月31日、同区の体験農業に参加している親子約150人が昔の「千歯こき」などを使って稲の脱穀作業を行った。田植えから稲刈りまでを自分たちの手で行った稲の束を抱えた参加者たちは、稲作の仕上げとも言える作業を通して、収穫の喜びを味わっていた。

写真=千歯こきで脱穀にチャレンジする子どもたち、機械で脱穀、玄米を機械で選別

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脱穀には、現在使われている動力式の脱穀機に加え、地元の細山にあった農業機械の製作会社「細王舎」が製造した足踏み式脱穀機、さらに古い形式の「千歯こき」の3種の機械が使われた。
子どもたちは主に千歯こきに挑戦、「おもしろいけど、機械と違って力がすごくいるから、昔の人たちはたいへんだったんだね」などと話していた。
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会場では脱穀した玄米をビニールシートに広げて稲ワラなどを取ったり、機械で玄米だけに分ける作業も行われ、参加者は取れたての玄米をかんがい深げに手に取る子どもいた。
ことしの稲は日照と雨に恵まれまずまずの出来で、田植え後に天候不順だった昨年より約15kg多い406.7kgのもち米が取れた。収穫した米は、体験農業最後の行事の収穫祭のほか、来年1月7日に麻生区役所前広場で地場産農産物を使って行われる「あさお古風七草粥の会」も使われる予定だ。
同区では、米作りの体験を通して都市農業の大切さを知り、親子のきずなを深めてもらおうと地元農家などの協力で子ども会、青少年指導委員、体育指導委員などを中心に実行委員会を結成し「親子体験農業」を実施。都市化が進み田んぼが少なくなるなかで参加希望者も多く、他区からの親子も受け入れてきたが、諸般の事情で区が関わる市民協働事業としては、ことしが最後となることが明らかにされている。